フローリングと二重床が一体になった超薄型二重床 エコエアーフローリング

エコエアーフローリング.R〈防音省エネ床材〉施工のポイント



《1》施工場所


「エコエアーフローリング」は内装専用の床材です。他の用途には使用できません。

ご注意
  • ・この商品は屋外には使用できません。また、屋内でも浴室など、湯気にさらされたり、水掛かり部位にはご使用になれません。
  • ・たえず、水が掛かったり湯気にさらされたりすると、カビの発生や腐れ、変色、ひび割れ、ハガレなどの原因となります。



《2》下地条件



下地の種類 下地の条件
モルタル面仕上げ面
  • ・不陸は1mにつき2mm以内
セルフレベリング材打設面
  • ※セルフレベリング材を打設する場合は、各メーカーの仕様書に従いモルタル表面にプライマー処理を施してください。
  • ・モルタルまたはセルフレベリング材打設面の含水率が15%程度以下になっていること。



  • ※廊下など二重床下地の場所がある時、その上に施工される場合は以下の点に注意してください。
  • ①厚さ12mm以上の合板貼り下地で、人が乗っても大きくたわまないほど丈夫である事。
  • ②パーティクルボードの上には直接施工しないで下さい。パーティクルボードの伸縮により、スキやツキアゲが起こる場合があります。
  • ③床材のサネ部分からの釘打ちは絶対にしないでください。踏み鳴りの原因になります。



《3》あらかじめ用意するもの


[接着剤]下記を推奨します。指定品は御座いません。※適切な物を使用願います。

商品名 内容量 可使用時間 使用量の目安
夏用(作業温度15~35°) アイカ エコエコボンドJW-280 10kg 30~40分 450~550(g/㎡)
セメダイン UM100・200・300 15kg 30~40分
冬用(作業温度5~25°) アイカ エコエコボンドJW-280 10kg 40~60分
セメダイン UM100・200・300 15kg 40~60分



《4》下地への固定



※色の偏りを防ぐ為、仮並べを行ってから作業に入って下さい。

  • ①貼り始めの1枚は、隅の形に合わせてメザネ側をカットして下さい。



  • ②張り合せる床材の大きさに合わせて接着剤を塗る。



  • ご注意
    使用する場所の温度が5°以下では硬化が進みませんので、冬期に施工される場合は、あらかじめ施工下地を暖めるなどの処置をお勧めします。


  • ③1列目の直線に沿って床材を置き、圧縮して下さい。


  • 接着剤は、専用の「クシ目ゴテ」で塗りひろげる。木切れなどを用いますと、規定量塗れないことがありますので、必ず専用のクシ目ゴテをご使用下さい。


  • ④2列目からは、先に貼った床材のオザネをはめ込んで圧縮して下さい。


  • ※ゴムハンマーで軽く叩きながら寄せる



    ご注意
    ※行ってはいけない施工例です。

    下記のように、ずらしながら寄せると接着剤をかき取ってしまい、ハガレの原因になります。
    また、ジョイント部に接着剤がたまった状態で固まると、その部分の歩行感が悪くなります。



  • ⑤接着の際、短手方向及び長手方向の接合面は全て名刺1枚程度の隙間を開けて施工する。
    (木材の伸縮に対する対応策として。)




  • ●2列目からの施工

    長手方向のジョイント位置や表面溝の位置が前の列と同じにならないようにずらして貼って下さい。

    • ※前の列と230~303mm程度ずれるように貼ると仕上がりがきれいです。


    • ※下記のように隣り合う床材のジョイント位置や表面溝が重なったり、近付きすぎたりすると、見苦しくなります。




    下地の不陸などで、床材が下地に密着しにくい場合は、以下のように処置して下さい。
    • ①砂袋などを表面材を養生して重しとして置き馴染ませてください。
    • ②裏面に5mm程度の深さに背割りを入れて馴染ませてください。


    ●貼りじまい

    • ①床材を、はめ込む形に精寸にカットし、納まりを確認して下さい。
    • ②下地に接着剤を塗り、床材を置いて圧縮して下さい。接着剤は床材の精密カットを終えてから塗って下さい。
    • ③接着剤がしっかり硬化するまで(施工後12時間以上)上を歩き回ったり、荷物を置いたりしないで下さい。


    • 下図のように、納まり部の床材の断面を斜めにカットしておくと、はめ込みが楽で、きれいに納まります。


    ●壁面・枠に接する部分

    • ①壁面に接する部分(貼り始め、貼りじまい)の納まりは、壁面より1~3mm程度の隙間を取って下さい。
    • ②枠に接する部分の納まりは、完全に突き付けにはしないで、1mm程度の隙間を取って下さい。
      (隙間処理はシーリングにてお願い致します。)


    ご注意
    ※特に冬場の乾燥期には注意して下さい。

    《5》養生・洗い


    • ●施工後は、水漏れや傷から守るため、ビニールシートや発砲シートなどの養生シートを養生テープで止め、その上に合板や段ボール紙を敷いて充分に養生して下さい。
    • ●養生をする際は、床面のゴミを掃除機で吸いとったあと雑巾でほこりを拭き、水気を充分に乾かした後にしてください。

    〈養生シートは次のものが適当です〉
    • ○両面ポリエチレンフィルム貼クラフト紙
    • ○発砲シート(厚さ1.5~2.5mm)
    • ○段ボール(厚さ1.5~2.5mm)

    〈養生テープについて〉

    • ○木質床材専用の養生テープをお使い下さい。

    ご注意
    市販の梱包用テープは粘着力が強く、化粧面にテープが残ったり化粧面を破損することがありますのでご使用にならないで下さい。


    ●洗い(仕上げ清掃)
    • ・洗いの時は、石膏ボードの粉などを充分に取り除いてからワックス掛けして下さい。
    • ・洗いの際、床材に直接水を流さないで下さい。
    • ・きれいな布に含ませ、雫が落ちない程度に絞って洗いを行って下さい。
    • ・必ず拭き取り作業を行って下さい。拭き取りが確実に行われていないと変色することがあります。

    ご注意
    ワックス掛けするときは以下の事にご注意下さい。

    • ・ワックスは絶対に床の上に流さないで下さい。

    • ・ワックスはきれいな布に含ませ、雫が落ちない程度に絞って床面に薄くムラなく塗りひろげて下さい。
    • ・ワックスを掛ける時は、床面が充分に乾燥している(水気がない)事を確認して下さい。また床用洗剤を使用する時は洗剤分が床に残らないように拭き取ってからワックスを塗って下さい。
    • ・ワックス掛けの前後で科学雑巾は使用しないで下さい。床の表面が、変色する原因となります。
    • ・室内の温度が5°以下の時や、雨の日で湿度が極端に高い時は、ワックスは使用しないで下さい。床の表面が、変色する原因となります。

    《6》お引き渡しまでのご注意

    • ●当商品は低ホルムアルデヒドタイプとなっておりますが、できるだけ、居室等の換気に努めて下さいますようお願い致します。
    • ●工事完了後は雨水に濡らさないよう窓の閉め忘れなどにご注意下さい。万が一、水漏れした場合はすぐに拭き取り、充分に乾かして下さい。濡れたままにしておくと、シミになる事があります。
    • ●ヤケを防ぐ為、できるだけ直射日光に当たらないようにして下さい。


    《7》使用上の御注意

    • ●表面材保護の為、ワックスは年1回塗布して下さい。
    • ●長手方向のジョイント部分に於いて、湿度等の関係により、目違い・浮き等が発生する場合がありますが、製品の問題では御座いません。木材の伸縮による物で、使用上問題は御座いません。

    《8》補足

    • ●木材は環境湿度の増減に伴い吸放湿し、環境湿度と平衡します。日本国内に於いても環境湿度は異なり、平衡含水率も変化致します。
      平衡含水率とは木材をある一定の温湿度下に放置し、水分の出入りが平衡状態になった時点の含水率の事です。弊社のフローリング材は合板基材であり、合板に依る膨張収縮があります。
      平衡含水率と現場の状況や近年の気象状況を加味して適切な施工をすることが、未然にクレームの発生を防止することになります。特に日本においては高湿度による膨張での不具合の発生が多く見られます。
      また、まれではありますが、乾燥機(床暖房敷設、エアコンの過剰稼働)による収縮や高含水率による膨張も見られることがあります。施工地域や使用場所、気象状況も考慮し調整の上施工して下さい。

    目透かし幅の算出(屋内平衡含水率12%地域の場合)

    (1)関東地域の平衡含水率
       屋外---14%
       屋内---12%

    (2)エコエアーフローリング平衡含水率 9.5%
       ①屋内平衡含水率
        12% - エコエアーフローリングの初期含水率 9.5%
           = 含水率の増加 3.5%

       ②含水率の増加
        3.5% × エコエアーフローリングの平均膨張収縮率 0.015%×スパン 10m
           = 5.25mm (3.5×0.00015×10000mm=5.25mm)

       ③0.2mmのスペーサーを挟むと 10000mm÷909(板長さ)=11枚
        (11枚-1枚)×0.2mm=50mm